常与寺

住所 千葉県流山市流山2-130-1

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鎌倉時代に創建された日蓮宗の寺院です。松本坊日念上人により開山したといわれ、千葉県の小学校の先生になる人を育成するための学校(千葉師範学校)の発祥の地です。

ご紹介

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常与寺は、千葉県の近代教育とのかかわりが深い場所です。

明治5年(1872)8月の学制発布により、全国で小学校の設置が進められました。当時、印旛県の県庁所在地であった流山では、明治5年9月23日、小学校の教員を養成するための印旛官員共立学舎と、流山学校(現流山小学校)が創設されました。県庁に近い常与寺の本堂を校舎に代用し、開校のために県の役人の給料の一部が集められ、県の役人が教授にあたりました。

共立学舎には各小区から3人ずつ選ばれた教員候補生が集まり、授業方法を60日かけて学んだといいます。

常与寺に共立学舎がおかれたのはわずかな期間でした。明治6年6月15日に千葉県が誕生すると、県の教員養成機関は県庁のある千葉町に移転し、千葉学校と改称されました。そして千葉師範学校、現在の千葉大学教育学部へと続いていきます。

境内にある「千葉師範学校発祥之地」の碑は、こうした歴史を記念して、昭和57年(1982)に建てられたものです。